2004年12月13日
The Sciences of the Artificial
國領研で、ノーベル経済学賞を受賞したサイモンの、『システムの科学』輪読。
ゼミで議論になったのは、春に、田島君と焼肉を挟んで激突した話題。
研究が進めば進むほど、人間の外界とのインターフェースはデジタルであることが判明してきている。では、人間は(人間の行うことは)、デジタルに解明できるのか。感情を持った鉄腕アトムは可能か?(←この具体例が、教授の世代を端的に表している)
この本には『システムの科学』という邦題がついているが、原題はThe Sciences of the Artificial。人間が行うこと(例えば経済活動など)は、自然界と同じように科学の対象となりうるかというのが、この本が出版を通して大論争になっている。
人間は、自然界とは本来的に違う、それを同じように扱えるかと。
個人的には、こちらに与する。まあ、それで田島君と随分言い合いましたよ。懐かしいね。
サイモンの立場から見れば、田島は理論的、僕は感情的ということになる。
さらに、SFCが標榜する「システムのデザイン」は、人間の営みは、システムとして設計しうるという前提に立つから、そもそも僕は反SFC的なのか…。
学問の目的は、システムの設計か、真理の探究か、そういう問題にも議論は発展しうる(らしい)。
- by yuhei.k
- at 17:29

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