2004年07月20日
Traceability
IDビジネスラボの7月の定例会が、赤坂のアークヒルズであった。先月欠席していたので、自らプレゼンをした5月以来2ヶ月ぶりの参加となった。
今回のテーマは、修士課程を今期で修了予定の先輩の、修士論文のテーマともなった「食のトレーサビリティを導入するインセンティブについて」。
食品メーカーが、高いコストを払って食の安全のためにトレーサビリティを導入するだけのインセンティブがあるのかという話題だ。もちろん、そのインセンティブは、食の安全が消費者の購買行動に繋がるのかという問題と密接に関連する。
このラボで扱う内容は部外秘扱いなので、詳しい内容はここでは書けないが、この分野は結構僕も言いたいことがあったりする。
消費者の関心はその時代によって左右される。たとえば、現在、食品加工メーカーは、アレルゲンや遺伝子組み換えなどの情報を開示することには高いインセンティブがあるらしいが、これらの問題は10年前には問題ですらなかった。勿論アレルギーというものの存在は認識されていたが、アレルギーに関する表示なんてほとんどなかったし、遺伝子組み換えにいたってはその存在自体、知っている消費者がわが国に何人いただろうか。
食の安全が、「危険な食品を出荷するとまずい」というクライシス管理でしか考えられないのは少々消極的すぎるし、寂しい気がする。もう少し積極的な取り組みがあってもよいのではないだろうか。食の安全の確保は、消費者エンパワーメントだけでなく、生産者側・流通側にもベネフィットはあるはずだ。
- by yuhei.k
- at 21:33

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