2004年07月13日

DORAEMON

午前のうちに、添削の仕事を片付ける。昼過ぎに家を出て、車で大船へ提出に向かう。サクっと提出を済ませて、まだ時間があったので鎌倉から海沿いを走って学校へ向かうことにした…が、R134が混んでいて学校まで1時間半以上かかってしまう。はぁ…4限にサクっと15分遅刻した。
ところで、今回感動的に面白い答案があった。名づけて『DORAEMON』

2001年度の入学試験で、環境情報学部はモバイル端末を生かしたデジタルコンテンツ・サービスのビジネス企画を提案せよという、ちょっと変わった問題を出題した。そのビジネス企画では、デジタルコンテンツを提供することにより、「エクスペリエンス」・「コミュニティ」などといった価値を創出しなくてはいけないという、少々細かい制約もついていた。
毎年、予備校でこの問題に取り組む生徒の大半が、この制約をボトルネックとしか捉えず、非常に窮屈な考え方をしてしまう。本当はこのボトルネックを全てヒントとして生かせば簡単にビジネス案が考えられるのだが、そこまで問題を読みきった答案は珍しい。そんななかで、こちらが舌を巻くくらい面白い答案が一枚あった。

要約すると、「現代では子供の教育を学校に任せっきりで、放課後には子供たちは『鍵っ子』として孤立してしまう。そこで、オンラインで大人の専門家集団に接続された『DORAEMON』というモバイル端末を子供に持たせることにより、子供を『ドラえもん』のごとく教育するサービスを提供する」というものだった。

結構ぶっ飛んでいる。このサービスが『ドラえもん』にどこまで近づけるか分からないし、技術的な課題もほとんど無視してしまっている。だが、その発想は他に抜きん出て斬新で、「21世紀の社会に貢献する」という問いの指定にもかなっている。第一、『ドラえもん』というサービスを提供しようという発想が抜きん出て面白い。

正直、評価を決めるのに苦しんだ。「小論文」として答案の出来を冷静に見れば、そんなに高く評価されるべきではないかもしれない。だが、周囲の生徒の答案が、非常に窮屈な思考から抜け出せない中で、この答案の存在感は抜群に高い。決してレベルの低い答案でもないし、案外高得点がもらえるのかもしれないなぁ…と考え、「A下」をつけた。この生徒さん会ってみたいな~。

添削で「かわいいね...(w」と書いたのは、今回が初めてです。

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